FROSIO資格認定業務

IMOによりバラストタンク及び油タンカーのカーゴタンク等の塗装性能基準(PSPC)が発効し、当該基準への適合確認のための塗装検査は、FROSIO Level III等の有資格塗装検査員による実施が要求されています。

また、昨今、船舶以外の業種においても防食塗装の重要性への認識が高まってきており、海洋構造物、エネルギー関連案件(FLNG、FPSO等)や陸上プラントの被塗面の表面処理及び塗装検査において、仕様書上でFROSIO等の有資格塗装検査員が求められるプロジェクトが増加しています。

FROSIOは欧州において業界標準規格で引用される等、特に海洋構造物の表面処理と防食塗装における重要な資格として認識されています

株式会社ClassNKコンサルティングサービスは、FROSIO公認の試験機関として、資格認定に関わる業務を実施いたします。

FROSIOとは?

FROSIO(フロシオ)は、「船舶、海洋及び陸上の鉄鋼構造物の表面処理と塗装に関する検査員資格」を認定するノルウェーの専門機関で1986年に設立されました。同機関より付与される「検査員資格」は、ヨーロッパ及びアジアを中心に広く普及しており、またIMOが認める権威ある国際資格として、世界的に認知されています。全世界の検査員数は、9,105名(2017年1月末時点)、このうち約4割が、アジア地区で同資格を取得しています。

FROSIO資格認定に関わる業務

FROSIO塗装検査員資格を取得するためには、ノルウェー規格NS476に基づく教育訓練コース(試験を含め80時間)を修了し、かつ理論試験・実技試験の両方(計8時間)に合格することが必要となります。
なお、講習はFROSIO認定講習機関により以下の項目が実施されます。

  • 腐食(種類、メカニズム、陰極電気防食)
  • 鉄面処理(用具、方法、規格)
  • 表面処理(用具、方法、規格)
  • 塗料と塗装(組成、種類、特性、製造)
  • 環境条件(用具、方法、範囲)
  • 塗装(用具、方法、技術)
  • 文書作成(手順、仕様、規格、データシート、報告書)
  • 検査(方法論、備品、機器、役割、義務、責務)
  • 調査(欠陥と原因、事実解明、法的見解)
  • 金属塗装(亜鉛メッキ、溶射スプレー、無機塗装)
  • 難燃防火(火災の種類、防火原則、製品)
  • 算定(技術的・金銭的)
  • 環境
  • 健康と安全(基本原則、規制と法規)

さらに試験に合格した検査員は、それぞれの実務経験*により、3段階のレベルに分けられます。IMO PSPCで認められる塗装検査員資格は、レベルIIIとなります。

  • 検査員資格 レベルIII: 2年以上の検査業務経験を含み、5年以上の実務経験を有する者。
  • 検査員資格 レベルII: 2年以上の実務経験を有する者。
  • 検査員候補資格 レベルI: 実務経験が2年未満の者。

*実務経験: 金属表面の前処理、塗料や他の塗装材の塗布による防食処理及びの検査業務での経験。

港湾施設・船舶・海洋構造物・ビル・発電所・橋梁や工業プラントにおける建設又は運営・管理業務のいずれかの分野における実務経験。更に、施工現場・建設業界・化学工程や塗料塗装業界での経験も該当。

当社は、FROSIO認定試験機関として、日本及びアジア地区において、資格認定に関わる以下の業務を実施いたします。

  • 訓練コース及び認定試験の年次計画策定
  • 認定試験の実施
  • 試験の採点及び合否審査(審査委員会の運営)

パンフレット(FROSIO資格認定業務) [PDF:228KB]

本件に関する詳細につきましては、以下宛に電子メールにてお問合せください。
E-Mail: consulting@classnkcs.co.jp

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